若者に人気のTikTokから求人・求職サービス「Resumes」がリリースされました。米国のみのサービスとなりますが、今後日本でも広まれば、採用業界の新しいチャネルとなる可能性があります。今回は履歴動画を採用するメリットについて考えてみたいと思います。

履歴動画の求人サービスTikTok「Resumes」

TikTokの求人・求職サービス「Resumes」が米国時間の2021年7月7日より開始しました。動画を楽しむという側面から生まれたTikTokの新機能で、求職者がTikTok上に履歴動画を投稿することで、自分のスキルをクリエイティブにアピールすることが可能になります。これまでも#careertokというタグで履歴動画の投稿がありましたが、今回はTikTokの正式な求人サービスとしてリリースされました。なお、現在の取り扱いは米国の求人のみで2021年7月31日まで履歴動画を受け付けています。

このサービスはTikTokアプリで専用のハッシュタグ#TikTokResumesを付けて検索するか、公式の特設サイトから履歴動画を閲覧することが出来ます。求人情報には学生インターンやアートディレクター、インフルエンサー採用など、TikTokとの親和性が高そうなクリエイティブな求人情報が多く、求人採用の新しいチャネルになるだろうと期待されています。

特設サイト:
https://tiktokresumes.com/

TikTok公式リリース告知:
https://newsroom.tiktok.com/en-us/find-a-job-with-tiktok-resumes

履歴動画を採用するメリット考察

日本のサービス展開については発表されておりませんが、今後日本に履歴動画が導入された場合のメリットを考察していきたいと思います。

履歴書より雰囲気が分かり易い

多くの企業で採用フローの一番はじめに書類審査を行います。紙の履歴書やエントリーシートのデータを元に求職者の学歴や経験などを判断します。書き方によって審査に通るものと通らないものがあり、文章で的確に伝えるにはテクニックとノウハウが必要です。うまく伝えられなければ優秀な人材であっても書類審査で落とされてしまいます。

書類審査は最初のふるいとして必要な工程ではありますが、履歴書やエントリーシートだけではその人となりが分かりづらいのは事実です。その点において、履歴動画があれば学歴や経験だけではない別のアプローチから採用者の雰囲気を確認することができます。

オンライン面談の時間をとられない

新型コロナウィルスの影響もあり、面接はオンライン化が進んでいます。オンライン面談は地方の人材発掘など採用者側にも十分にメリットがありますが、日程調整や準備なども含めるとある程度の時間がかかります。

履歴動画で履歴書を見る事が出来れば、オンライン面談で聞きたい事を予め動画を送付してもらい、都合の良い時間に動画確認ができます。また動画を撮影、送付するというスキル確認にもなるので、動画関連のスキルを知っておきたい企業側にはこの点もメリットになります。

今後も履歴書が進化する可能性がある

日本でも動画形態での履歴書が導入されたら、これまでの履歴書では見れなかった求職者の一面を見れたり、採用の効率化につながる可能性が十分にあります。以前の記事でニューノーマルに合わせて働き方もアップデートされていくという話をしましたが、働き方の変化とともに企業の人材採用も変化していきます。今後、履歴動画という新しいチャネルが増えれば、採用業界にとって興味深い進化になることでしょう。

参照)ニューノーマル時代の採用活動・求人