コロナの影響による求人の変化

昨今の新型コロナウイルス感染症の流行により、採用市場にも大きな影響が出ました。未だ先行きが見えない現状に多くの方が不安を抱えて過ごす時期となりました。
今回はコロナの影響による求人の変化と採用をする企業側がすべき変化について見ていきたいと思います。
 

【コロナの影響で求人自体は下落】

・有効求人倍率が下落

有効求人倍率は、2020年3月度から下落傾向にあります。
緊急事態宣言発令後、営業時間の短縮や営業自粛を余儀なくされた飲食業やサービス業などは、特に厳しい状況となりました。

宿泊業,飲食サービス業(2月比19.9%減)
サービス業(他に分類されないもの)(2月比18.1%減)
参照)採用サーチ「【最新】2020年3月の有効求人倍率」

 

・新卒募集を停止する企業も

航空業界大手のANAグループは、新型コロナウイルスの感染拡大で今後の事業計画が見通せないことから、2021年度入社の新卒採用活動の一時中断を発表しました。
同じく、スカイマーク(SKY/BC)でも、2021年度入社の新入社員採用を一旦中断すると発表しています。
各企業で採用計画の大幅な見直しをせざるを得ない状態にあることがうかがえます。
参照)読売新聞オンライン Aviation Wire
 
市場全体で求人が減っている状態ではありますが、一方で人手が不可欠な医療・看護職や、在宅勤務が可能なシステムエンジニアなどの求人数は増加傾向となりました。
参照)日本経済新聞
 
 

【コロナで求人動向や求職者の思考が変化】

新型コロナウィルスによる影響は、私たちの生活に大きな変化をもたらしましたが、新型コロナウイルスが流行する以前と比べて求職者が求める求人にも変化が表れています。
 

・リモートワークや在宅勤務の求人検索増加

Indeedでは「テレワーク」に関連するワードの検索数が3月末から急増し、緊急事態宣言が発令された4月7日にはピークとなっています。
求職者にとって、テレワーク制度の有無が仕事を選ぶ上での重要な要素になっていることが分かります。
参照)Indeedブログ
 

・副業に対する仕事観の変化

コロナによる減収により、求職者側にも仕事観の変化が見られます。副業を始めたり、1つの仕事にこだわらない人も徐々に増えつつあります。
「副業禁止」とすることで、今後人材を逃す可能性もあり、企業側は働き方への柔軟な対応が必要になっていくことでしょう。
 

・雇用やオフィスの変化

在宅勤務を永久に許可したツイッターのような会社も出てきて、オフィスを利用した働き方にも変化が見られ、求職者もそのような変化を敏感に感じています。コロナでの影響で雇用やオフィスの価値観にも変化が見られることとなりました。これまでも在宅勤務などを募集している求人は多くありましたが、コロナ後はこれまでには少なかった雇用形態やオフィスの価値観が増えていく機会にもなりました。
 
 

【人材を募集する際にも変化が求められる】

・企業側の採用も変化が必要

対面での面接実施が難しい中、オンラインでの会社説明会開催や、WEB面接の需要など企業側も変化を求められています。
中央官庁もオンラインを使った採用活動に力を入れ始めており、有効な人材採用の手法として今後定着していくことが予想されます。
参照)NHK
 
Web面接の企業側の準備についてはこちらをご参考ください。
採用サーチ「Web面接の導入 – 企業側の準備」
 

・優秀な人材が確保できるチャンス

時代が変化し、求職者の思考が変化する時は、今まで動かなかった人材が動くタイミングでもあります。
厳しい状況下ではありますが、この変化をチャンスと捉え、企業側は優秀な人材を逃さないよう求人内容や採用手法の見直しを検討することもできます。
 
 
コロナの影響により、採用市場は厳しい状況に陥りました。ですが、不透明な中でも伸びる企業は伸び、沈む企業は沈んでいきます。コロナによる求人の変化は後の時代の求人や採用にも影響を残す、大きな変革期ともいえます。求職者側が変化するときには、同様に企業側にも「変化」が求められています。人材に適切にアプローチするために、新しい考え方や手法を取り入れながら、今後も柔軟に対応していきましょう。

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